トップページ > 大井川港について

大井川港について

大井川港について

大井川港は、大井川河口の左岸を掘り込んで建設された、焼津市営の港湾です。
その源を南アルプス白根山に発し、160kmにもわたり豊かな水を駿河湾に注いできた大井川。
大井川が河口に運んできた砂利を国土建設のために都会に移送する港として、昭和39年に開港しました。

その後、東名高速道路や国道150号線バイパスの開通などで、大井川港はさまざまな産業の製品を扱う物流港として発展し、 県内では県営の外国貿易港である清水港、田子浦港、御前崎港に次ぐ県内第4位(輸移出入貨物取扱量)の重要な港となりました。
また、大井川港は、自然環境のとても豊かな港としても注目されています。
大井川が育んできた豊かな自然が港周辺に色濃く残され、港の先端にある野鳥園もその一つ。
藤枝市在住の作家・小川国夫氏の小説の舞台もここにあります。

防災

港での事故は、漁業や周辺の産業に大きな打撃を与えかねません。
大井川港振興会は、日頃から災害を未然に防ぐとともに、災害が起きた場合には被害を最小限にとどめるために、防災訓練を定期的に行っています。

自然

1年を通し100種を越す野鳥を観察できる河口付近、野鳥を観察できる人工池や小屋がある野鳥園、 厳しい環境のなかで美しい花を咲かせるハマヒルガオなどを見つけることができる海岸で多様な自然を感じていただけます。

みなとオアシス

大井川港は、「みなと」を核としたまちづくり促進のための「みなとオアシス」に平成15年に登録されました。
朝市での特産品販売や「踊夏祭(おどらっかさい)」などでまちの賑わい、地域振興に貢献しています。

防災

タンカーや貨物船の遭難事故は、油の流出で海岸一体の自然環境を破壊したり、 漁業や周辺の産業の大きな打撃を与えかねません。 また、港から出し入れするLPGガスや石油などの燃料、さまざまな産業用原材料なども、 その保管には日頃から十分な管理点検をして、防災意識を高めておかなければなりません。
大井川港振興会は、日頃から災害を未然に防いだり、 災害が起きた場合に被害を最小限に防ぐために、防災訓練を定期的に行っています。

1.大井川港総合防災訓練

大井川港内の施設でガス漏れや火災が発生する事故を想定した総合防災訓練です。 ガス漏れの処置訓練や、自衛消防隊、志太消防本部、港湾区域のさまざまな事業所が参加する消火活動訓練などを行っています。

防災訓練1
防災訓練2
2.海水油濁処理訓練

港内で油の流出災害が発生した際、被害を最小限にとどめるために実施しています。 大井川港振興会の連絡体制に基づく会員相互の応援体制を確立するとともに、油濁処理機材や資材操作を日頃から習熟し、防災意識の高揚を図ることが目的です。

防災訓練3
防災訓練4

自然

カイツブリ

カイツブリ

アオサギ

アオサギ

マガモ

マガモ

ウミネコ

ウミネコ

ハシヒロカモ

ハシヒロカモ

ハマヒルガオ

ハマヒルガオ

ハマエンドウ

ハマエンドウ

テリハノイバラ

テリハノイバラ

1.河口付近

1年を通し、100種を超す野鳥を観察できます。カモやカモメ、サギなどの水鳥は12月から4月にかけて集まってきます。4月から7月は水辺や草原で子育てする鳥、9月から11月は南へ向う珍しい渡り鳥を見かけることもあります。水面で休んだり魚をねらう水鳥など、さまざまです。

2.野鳥園

野鳥を観察するための人工池や観察小屋などがあり、近くから見ることができない鳥も、ここならすぐそばで観察できます。池にいるカモは主に淡水ガモです。種類によって色、大きさ、体の形、しぐさや行動も違います。じっくり観察してみましょう。

3.海 岸

野鳥園前の堤防から浜におりると、10cmくらいの小石でできた浜が広がっています。厳しい環境の中で美しい花をさかせるハマヒルガオ、ハマゴウ、ハマエンドウなどを見つけることができます。砂浜に打ち上げられた木やゴミの下にゴミムシダマシやハネカクシが隠れています。

みなとオアシス

踊夏祭(おどらっかさい)
イベントの様子

みなとオアシスとは、地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進するため、平成15年(2003年)に制度設立されました。国土交通省港湾局長が住民参加による地域振興の取組が継続的に行われる施設を登録するもので、大井川港は平成26年(2014年)11月に登録されました。全国では126箇所、静岡県では大井川港のほかに3か所(沼津港、清水港、御前崎港)が登録されています。
みなとオアシスの担う役割としては、地域住民、観光客、クルーズ旅客等の交流及び休憩の場として、また地域の観光及び交通に関する情報提供機関として、さらに災害時の支援や商業機能など多岐にわたります。 大井川港では、朝市で特産品のしらすや桜えびの販売やフリーマーケットの開催、「踊りがまちを揺らす 踊りがまちを変える!」をスローガンに開催する「踊夏祭(おどらっかさい)」などでまちの賑わい、地域振興に貢献しています。